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平成22年第1回定例会(第3号) 名簿 開催日:2010年03月11日
平成22年第1回定例会(第3号) 本文 開催日:2010年03月11日

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  1. 桜井市議会 2010-03-11
    平成22年第1回定例会(第3号) 本文 開催日:2010年03月11日


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    2010年03月11日:平成22年第1回定例会(第3号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) ◯議長(札辻輝已君) ただいまより本日の会議を開きます。  日程第1、議案第4号、平成22年度桜井市一般会計予算より、日程第10、議案第13号、平成22年度桜井市水道事業会計予算までの10議案を一括して議題といたします。  予算審査は説明書に基づいて進めてまいりますので、説明書をごらんいただきたいと思います。  これより議案第4号、平成22年度桜井市一般会計予算について質疑に入ります。  まず、総括的な質疑はありませんか。 ◯5番(吉田忠雄君) 私は、市長に、去る3月3日に発生した粟殿における5歳の息子に食事を与えないで餓死をさせた疑いで両親が逮捕されたという事件についてお聞きをいたします。  私は、4日の朝刊やテレビでこの痛ましいニュースを知ったわけですけれども、私が町内会長をさせていただいていますこの150軒のうちの1世帯でもあるということで、私自身大変衝撃も受けたわけですけれども、この家庭は、町内会にも入っておられず、地域の目も届かなかったという、非常に残念な思いと、亡くなられた児童に対して心からご冥福を祈るということと、そして、二度とこのようなことは起こしてはならないという思いでいっぱいでございます。  そして、この幼児にまともに食事を与えず餓死をさせたこの両親の行為というのは、これは絶対に許されることではないことは明らかですが、なぜこのような事件が起こったのか、そして、何とか防ぐことができなかったのか。市長も先日の全体協議会の中で、未然に防げなかったことは非常に残念、そして、再発防止に全力を尽くしたいと、このように表明もされたわけですけれども、この事件が起こってから、児童虐待の防止策について学識経験者とか実際に社会福祉法人の事業に携わっている方々の意見などを伺っていますと、私は大体二つの指摘をされているというふうに思うわけですけれども、一つは、市による乳幼児健康診断があるわけですけれども、この児童は10カ月までは受けておりましたけれども、それ以降は受けていなかった。我が子に健診を受けさせないことは明らかにネグレクト、虐待だと、こういうふうに指摘もされています。その上で、乳幼児健診を実施する市に対しても、健診を受けなかった時点で、両親は子育てに対する関心が薄いと、こういうふうに判断をするべきではなかったのか。市は問題意識が欠如している。未受診の情報をもとに、電話だけでなく、訪問や調査など必要な対策がとれたのではないか。これが一つです。  もう一つは、なぜその時点で桜井市要保護児童対策地域協議会に通報しなかったのか。もし地域協議会が適切な対策を講じていれば、今日の事件は防げたのではないか。地域協議会設置要綱に基づいて的確に運営されていたのかどうか。たとえば設置要綱第7条第1項には、定期的な情報の交換、そして、同じく2項の要保護児童の実態把握、また3項の要保護児童対策の推進などの実践など、確実にこういうことが実行されていたのかどうか。地域協議会の機能が十分発揮できていなかったのではないか。このようなことが指摘をされています。  このような指摘に対して、どのようなご見解をお持ちか。また、市としても、再発防止に向けていま調査委員会を立ち上げておられますが、いまの時点でどのような具体策を立てておられるのか、こういうことをお尋ねいたします。 ◯市長(谷奥昭弘君) ただいま吉田議員さんからのご質問にお答えを申し上げたいと思います。  過日、全体協議会でも私のほうからご説明申し上げましたように、実は、私は、3月3日の夕方5時半から6時ごろだったと思うんですが、このことを職員から報告を受けました。そのときに、すぐに、いろんな対応の仕方があるんだけれども、まず一つは、二度と桜井市から、あるいは奈良県からこんな痛ましい事件を起こさないためにも、早急にやらなければいけないことがある。それは、同じ種類の、内容のよく似た、いわゆる保育所も行っていない、幼稚園も行っていない方々で、家庭で見てくださっている方で、なおかつ数年間にわたって未受診であるという方々をすぐに、早急に調査して、そして、日夜を問わず順番に訪問するということを早急にやってくださいということで、3日の夕方から4日、5日ぐらいまでにかけて何回も言いました。それが1点。  それから、もう一つは、ご指摘の中にございましたように、要保護児童対策協議会を早急に開くと。これは、4日の夕方、多分5時半だったですか、もう一つは、今週に入ってから、2回開いていると思います。それはそれでいいわけですが、報道機関からもそのようなお問い合わせもございまして、一応昨日、一昨日からそういう該当者が出てまいりましたので、順番に訪問をさせていただいておるわけでございまして、特に長期間同じような種類で未受診の方がいてる方を重点的にやらせてもらっております。おくればせながらということにもなるのかわかりませんけれども、そういう目の前の対応はとりあえずさせていただきました。  それから、それらをもとにして、第3回目の児童対策協議会を予定しておりますし、おくれた部分もあるかもわかりませんけれども、二度とこのような痛ましい事件を起こさないという気持ちで対応を今日までしてまいりましたし、現場もそれにこたえてしてくださっていると私は信じております。と申しますのは、ある民放から私の家へも、あるいは役所へもそうなんですが、何回ともなしに、しきりにございまして、ちょっと名称を申し上げるのは控えますが、よく対応しているよと、その辺に関しては。だから、あとはこれからもうちょっと時間がかかるかもわからへんけど、私が申し上げたように、二度と起こさないと、惹起しないということを念頭に置いて、これからも頑張ってくださいというような半分励ましていただけているような言葉も民放の記者からもちょうだいしておるところでございます。  すべてお答えになったかどうかわかりませんけれども、ただ、細かい点につきましては、私よりも担当部のほうがいいと思いますので、担当部のほうから、必要あったら、答えさせていただきます。 ◯福祉保健部長(松田至功君) ただいまの吉田議員のご質問にお答えさせていただきたいと思います。いままでの取り組み等につきましては、いま市長が申し上げさせていただいた内容で進んでおりますが、現在、未受診、そしてまた、吉田智樹ちゃんが幼稚園、保育所へ行っておられなかったということの今回の事象も受けまして、未就園、未就学等のリストをいま早急に洗い出しております。そういう方々につきましては、家庭訪問を実施して、今回の事象が二度とないように努めているところではございます。  それから、先ほど言いました調査委員会なり児童虐待対策協議会のほうでは、いろいろと周辺の方々の通報が、やはり、どこへしていいのかというようなPR不足等も委員会のほうで、協議会のほうで出ました。そういうことも受けまして、街頭で広報の配布なり、ポスターを配付して張っていただくとか、それからまた、各家庭への配布等について現在進めております。本当に二度とこのようなことのないように、遅まきながらではございますが、一応協議会なり、また、調査委員会メンバー、いろいろ創意工夫をしながら今後も対応を進めてまいりたいと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 ◯5番(吉田忠雄君) ただいま市長や部長のほうからもお答えいただきましたけれども、乳幼児健診を受けていない家庭に対して、電話だけでなく、やはり訪問するなど、いわばきめ細かいサービス、これが本当に必要じゃないかと思うわけですけれども、そのためには、一定程度体制を組むとか、お金もかかるわけですけれども、これは大事な命がかかっております。今回のような事件が本当に二度と起こらないように、徹底的な原因の究明と対策を真剣に講じられるよう、再度これは要望して終わります。 ◯7番(土家靖起君) ご指名をいただきました。市長に2点ばかりお尋ねいたしたいと思いますが、まず、職員採用についてであります。これにつきましては、昨今、団塊の世代の大量退職者も出てきておるわけでございまして、一方、行政改革に基づきます職員の削減も行われてきました。その間、新規採用も行わずして今回見てまいりますと、職員構成のかなりひずみが出てきているように思います。とりわけ事務職につきましては、非常に努力をしていただいておるわけでありますが、事務量の増大、あるいは困難な事務量も増えてきておるわけでございまして、職員に対してかなりの負担増も強いられているように思うわけでございます。  そういう中で、日々雇用職員の補充もかなり限界に来ておるのではないかなという思いもいたすわけでございます。将来のことを考えますと、この際、私は新年度、新たな23年度に向けましては、職員採用を実施してはどうか、このように思うわけでございますが、これにつきましての考え方をお聞きいたしたいと思います。
     もう一点でございますが、私も本議会でもあるいは他の議員さんでも話が出ておりますように線引きの問題であります。  既に20年度、市長のほうから地元なり各議員にも説明もなされました工業系の線引きでございます。商業系につきましては、先般、東新堂の2.8ヘクタール、あるいは大福地域の21.43ヘクタールですか、これの線引きの計画を示されたわけでありますが、工業系についていまどのような推移で県との話を進められておるのか、この点についてまずお聞きいたしたいと思います。 ◯市長(谷奥昭弘君) 土家議員さんのご質問にお答えを申し上げたいと思います。  まず、第1点、さきの採用試験の問題でございます。  事実、ご質問のように今年度は採用を見送ったわけでございますが、実は来年につきましては、第2次行財政改革の定員の管理計画に沿って採用計画を立ててということで、22年4月での正職はご案内だろうと思いますが、554名ということになるわけでございまして、それ以後は、1年後は人事管理をおっしゃったように採用抑制をさせていただいておるわけでございますが、年齢的な構想であるとか、あるいは職員配置とかひずむが出てくることは間違いないだろうと思います。  いずれにしろ、予算上もいわゆる来年度、23年度に採用はさせていただく所要の費用は一応計上いたしております。これからしばらくの間に、554名の体制でどのぐらい人間が実際、来年度もまた退職者は出ますから、足らないのかということも、その辺のところもこれから数カ月間で計算して、そして、適正な採用人数を決めていくということになろうと思いますが、それはそのようなやり方はもう土家議員さん、よくよくご承知だろうと思いますが、その辺のところでおっしゃるように厳しい財政状況が続くんですが、同時にまた、着実な行政執務を続けていかなきゃいけないという観点もございますので、それはそういう形で採用するということで考えております。  以上でございます。  それから、もう一点、線引きの問題でございますが、事実おっしゃる通りでございまして、工業系に関しましては約10万坪でございますから、土地の所有者の意識調査は1回やらせていただきました。  問題点というのは、どちらにも商業系にも通じるところはあるんですが、農振農用地が過日の本会議場でも申し上げましたが、かなり多数になっておりますので、それらの調整が私が一番最初に、20年のときですか、皆さん方に申し上げたときに、まず大きな問題点は、所有者が考えてくれるかどうか。あるいは都市計画上認定してもらえるかどうか。あるいは農政局、国が認定をするか。あるいは新しい、商業系も工業系も一緒なんですが、事業主があらわれるか。大体この4点を申し上げたと思うんですが、そのうちの一つが農政局の認定でございまして、これはいま鋭意私がやっているだけじゃなしに、奈良県がいろんな工業系を指定していますから、もう既に仮の決定をしているわけですよ。  ですから、奈良県も全力を挙げて農政局あるいは農水省へ足を運んでおりますし、私も県庁ももちろんこの間も行ってまいりまして、すぐ明日にでも行ってくださいいうことで、そういうお願いもしていますし、私も農政局は過去にも話し合いをしております。また、昨年の6月に新たな農地法の改正なんかがございましたので、ちょっと考え方が若干変わっているんですが、いずれにしろ既成方針どおりにできるように全力を尽くすというところでございます。  ちょっと間を置いていますので、もし、担当の部長から説明をしなきゃいけない点がございましたら、担当部長のほうから詳細については説明をさせたいと思います。 ◯7番(土家靖起君) いま、市長のほうから職員採用につきましては、23年度は採用計画を持っていくということでございます。そうなってまいりますと、いまこの時点で職種についてもし事務職、あるいは技術職等々の職種がわかれば、採用人数がわかればお示しをいただきたいと思います。  それから、いま、市長から出ました工業系の見直しの計画でございますが、これにつきましては、西浦部長にお聞きいたしますけれども、既に市長は工業系、あるいは商業系を何とか都市計画の見直しの中でやっていこう、規模を伸ばしてやっていこうという計画で現在進まれてきておりますが、工業系について、私は先般も県のほうへ行ってお話を聞いておりますと、工業系についての申請と申しますか、計画案はいまのところは出てきていない、このように聞いております。商業系については、農振農用地の問題があってかなり今年から厳しい事態になっている、いま、当初申された計画すら農政局のほうとかなり厳しい事態になっているというのも聞いておるんです。  その点について、西浦部長につきましては、まず、この線引きの見直しが出されておるのかどうか、この点についてお聞きいたしたいと思います。 ◯市長(谷奥昭弘君) さきの職員の件ですが、いまのところはっきりした数字を示すというわけにはまいりませんが、先ほどもご答弁を申し上げましたように、これから数カ月ございますので、その間で事務職とか、あるいは技術職とか、あるいは現業職も含めてどういう職種が足らないのか、不足しているのかというようなことも考えて決定をいたしたいと思いますので、また、適当な機会に決まりましたらご報告をするということでよろしくお願いいたします。  その他の点については、部長のほうから答えます。 ◯都市建設部長西浦富美男君) ただいまの土家議員の質問にお答えさせていただきます。  工業系につきましては、当初、20年の段階で市長がご説明をさせていただいた計画に基づきまして、県のほうにも一応、その区域内での立地なり計画案につきましては示させていただきながら調整を進めさせていただいております。ただ、その中で先ほど市長も申しましたけども、農振農用地の関係がございまして、それについては奈良県全体として農政局と協議を進めていただいておるということを聞いておりますので、私どもとしましては、工業系の区域につきましては、一応の計画という段階ですけども計画は県のほうには示させていただいております。  以上です。 ◯7番(土家靖起君) 市長、職員採用につきましては、いまお答えいただいたように、そういう計画で予算が通りましたら、何らかの方法が示されていくと思いますが、あと1点、職員採用について要望いたしたいんですけど、第三者による評価というか面接時に民間人を登用してはどうかなという一つの私の案なんですけど、これは一つそういう案を提案したいと思いますので、ひとつご検討をいただければと思います。これはそれで結構です。  市長、それと線引きの問題なんですけど、いま部長のほうからお答えいただいたように、県のほうに線引きの申請をしておるということで言われております。しかし、これはそうやないと思います。私は直近の県との話は、桜井については市長は何としてもこの工業系の線引きの見直しをやっていきたいという強い思いはわかります。しかし、全体的な大和平野都市計画の中で、この桜井地域が果たしてその対象になるかどうかというのは、県のほうはいまのところは検討していないのではないかなと、私自身思うんです。  したがいまして、商業系すらこの1月以降は厳しい農政局と県との折衝がなされておるような状況の中で、これすら厳しいのに工業系がですね、私は消極的な意見になりますけど、申請なされていないのではないか、このように思います。  したがって、これからもそういう思いが、強い思いをお持ちであるならば、県のほうへ積極的に工業系の線引きの見直し、これを23年3月までとなっておりますけれども、この期間には厳しい時代になっているんではないか。そうなってまいりますと、特定保留の問題も出てまいりますけど、この大和平野都市計画の中で特定保留ということにつきまして、これもいまの市街化の中から農振農用地の問題の線引きをするとしたらこれも難しいなと。  そうなってまいりますと、私は市長がこれからやっていくとなれば、厳しいということになれば、地区計画の中で工業系の誘致をしていってもいいのではないかな、市長、規模縮小になりますけど、そういう計画も一つの選択肢ではないかな、このように思うわけでございます。  まず、この点についてお聞きして質問を終わりたいと思います。 ◯市長(谷奥昭弘君) 大変貴重なご意見もいただいたわけでございます。  実は、工業系に関しましては、私も申し上げたと思いますが、旧の奈良県のいわゆる活き活きなら特区に乗せていただいて、一応奈良県としては桜井、郡山、御所でございますか、3市4地区決定をいたしていただいておるわけでございまして、ですから、奈良県も先ほど申し上げましたように、全力を挙げて農政局と折衝を始めてはいただいておるわけです。  ただ、私も先ほど申し上げましたように、私どもの桜井市のほうの地権者の中の一部の地域なんですが、ちょっといろんな意見もお持ちの方もいらっしゃるようでございますし、その中にはあわせて特定保留一般保留の問題もございまして、県からもそんなようなお話もいただいたもんですから、私は特定保留にしてほしいということで、一般保留はだめだということでお願いも、自分の意思も言うとるわけでございます。  それから、これからも確かに議員さんおっしゃるようにかなり厳しい状況はあると思いますが、何とか県も決定もしていただいていますので、それに沿えるように、それから、桜井市の市民の皆さん方のご期待にもこたえられるように、議会の皆さん方のご期待にもこたえられるように、これからも何とか全力を挙げて頑張ってまいりたいと思っておりますので、ご理解いただきますようによろしくお願いいたします。 ◯11番(庵前政光君) 一昨日の質問の中でもございましたが、堀山議員はじめ他議員からもございましたけれども、今回、市民会館の存続につきまして、市長は英断をされたということに関しましては、まず、敬意を表しておきたいと、このように思うわけでございます。  やはり、市長、この財政再建、いわゆる行財政改革の中で財政再建を行う、そしてまた、将来の桜井市のまちづくりを行うに当たりましては、この足元をしっかりと見据えることが大事であると。それと同時に、将来、先をもしっかりと見詰めていかなければいけないと思うわけでございますが、そのときに決して目線が下がらないような形で取り組みを進めていただきたいと、このように思うわけでございます。このことからも、今後考え方がぶれないでしっかりと大局的な視野に立って進めていただきたいなと、このように思うわけです。  先ほどからもるる質問や要望等が飛び交っておりますが、市長におかれましては、今後どういうお考えを持ってこういった行財政改革財政再建とか、また、将来のまちづくりに対して、どのようなお考えを持って取り組みを進めていこうという気持ちでおられるのか、そのことをお尋ねいたしまして終わりたいと、その答弁だけで結構でございますので、終わりたいと、このように思います。 ◯市長(谷奥昭弘君) 庵前議員さんのご質問にお答えを申し上げたいと思います。私、市長といたしましては、やっぱり、これからの将来のまちづくりのためにも、いま財政再建をちゃんとしておいて、最低でも収支バランスをとれるというふうにして、累積赤字をゼロにして、そして、その上で財政の基礎的な裏づけをもってまちづくりを進めていくという基本的な考え方には、就任してから2年3カ月でございますが、何ら私は変わりはございません。変更したことと変わったということとはちょっと違うんじゃないかなと私は自分自身で、おしかりを受けるかわかりませんが、思っておるわけでございまして、そういう意味で、議員の皆さん方の今後も貴重なご意見やご指導などもいただきながら、これからも桜井市の将来のために、目先だけではなしに、将来、10年後か15年後ぐらいに、過日も本議会で申されましたが、将来桜井で住んでよかった、住みたいと言われるような町になるように頑張ってまいりますので、今後とも皆さん方のご支援とご協力をお願いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◯15番(堀山英機君) 私は、人事のことについてお伺いします。  まず、人事異動につきまして、いつも3月、4月と一番忙しい時期に人事異動が行われるんです。たとえば税務署ですと、確定申告の時期がありますので、人事異動は必ず7月ごろであると。うちの場合でも、3月、4月に人事異動をやりますと、全く違う部署に行かなければならない職員がおると。そしたら、知らないところへ忙しい仕事が来たらできないのと違うかと。だから、部長あたりはいいと思いましても、下の職員につきましては、そういう形で異動すると。これは、恐らく日本国中で地方自治体がそういう異動はやっていないと思います。だけど、たとえば警察にしましても、皇室の大変な事業があると、奈良県へ来るといいますと、警察の人事異動は早い目にするか、遅い目にするというふうになっております。だから、定期的に桜井市が3月に年度末を迎えて、4月から新年度が始まるということになっているので、決まっていますので、人事異動だけ動いていいのと違うかと、まずそういうことをお聞きしたいんです。人事異動を7月ごろに延ばしたらどうですかと。  それと、もう一つは、桜井市の市役所の中で見ていますと、職員の中に親子であるとか夫婦であるとか、あるいは親戚という、非常に姻戚関係が複雑に絡まっておるんです。そうすると、異動という話になったときに、同じ部署に置けないと、そういう苦労が間違いなしにあると思います。また、人事にも聞きました。それを考えて、人事をさすものですから、決して適材適所でないと。だから、これから、先ほど土家議員のほうから出ていましたけれども、採用するにおいて、日々雇用であろうが臨時職員であろうが、そういうことを避けるために、意図的にそういうのを採らないという話をしなければならないと思います。これは間違いなしにあるんです。どなたかということは言いませんけれども、非常に大きな団体があるんです。それは、どうしても採用については考えていただきたい。あまりにもそういう形になりますと、組織の力がまず落ちること、それから、組織の中でいろんな不祥事が隠されること、これは絶対起こります。だから、長谷川市長のときに起こらなかったことが、谷奥市長になってから1年間で相当出ました。これは親戚関係のしがらみであると、私は思っているわけです。ぜひともこれは気をつけていただきたい。  それと、これは、12月の議会で私、一般質問で桜井市の財政再建で、当時の市長の大浦さんの話をしました。それからもう一度議事録を読みまして、議案の件についてどういう形であったのか。それで、きちっとはっきりわかりませんねけど、たとえば当時の考え方として、出るをはかって入るを制すると、そういう考え方だろうと。といいますのは、たとえば出るをはかるということは、どれだけ1年間にお金が要るかということなんです。入るをはかるということは、不足をする場合には、たとえば現在固定資産税が1.4%、1000分の14、これをたとえば上げると。課税自主権がありますので、上げられます。上げると、市民税を上げるとか、そういう形を多分したと思います。だから、特に市民税の分については、上げているような傾向があるんです、税率を。だから、6年間半の間に財政の再建ができたのと違うかと、そう思います。  平成22年度予算を組むときでも、どういうような考え方で予算を組んだのか。これは各款に入ったときにもう一遍聞きますけれども、たとえば非常にいいかげんな予算で、財産を売り払って収入を確保すると。去年もやりよったのに今年もやっていると、こういうような全く信用のできない予算書、私ははじめから見ていないんです、これも。これは、次のときに、款別のときに総務部長に質問しますねけども、そういうことで、意識的にそういうものをやってしまっているものやから、私は歳入の部分については、ある一定の税率の変化をさせるということ。もし、そういうことになって、市民の反対が来ると思います。違う力が加わりますので、そういうときは、たとえば今回桜井の小学校の建て替えがしますけれども、建て替えで不足をする場合は、そしたら、市民に話を聞いて、改築修繕だけでやるとか、そういう形でやらなければ、観念的にせなしようがないという話は、どうしても財政をこういう形に硬直化させて収入の不足が起こること間違いないと思います。我々のやっている企業について、出るをはかって、入るを制すると。だから、出るものはしようないから、お金が足らんということがわかったら、営業をかけて仕事を増やすということなんです。全く行政はそういうことをやっていないということで、その辺の考えをお聞きしたいと思います。 ◯市長(谷奥昭弘君) まず、人事異動の3月末で内示をして、4月1日の発令の件でございますが、確かに世間では日本の政府、国の役人とか、あるいはその他のところでそれ以外のときにやっているというところもございます。私どもとしては、先ほどご質問のような時期にほとんどがやらせていただいておりますが、一応私もいま一存でというわけにもいきませんので、ご検討はさせていただきますが、貴重なご意見通りになるかどうかわかりませんが、検討はさせていただきます。  それから、親類、親子の問題が適材適所という問題でございますが、私も市長になりましてから、2回採用試験に最終立ち会っていると。最終といったら、結果出てからですよ。いろいろ私も面接もさせてもうてますし、過去は過去として、大変申しわけございませんが、済んだ話に言及してもどうにもなりませんので、今後は、もちろんご質問いただいたような適材適所で、今後も桜井市役所がそういうような人事異動ができるような形になれるように、採用についてはそのような考え方も入れながら慎重に考えていきたいと思います。  それから、財政の問題でございますが、既にご承知でご質問していただいていると思うんですが、一般的には入るをはかって、出るを制すという考え方が予算編成の中心になっておるわけでございます。しかし、今日、私どもの市もどこもほとんどのところはそうだと思うんですが、小泉改革による地方交付税や補助金・交付金等の大幅な削減、それから、突然起こったという表現になりますが、景気悪化による、世界景気による税収等の大幅な落ち込みなどによって大変地方財政は厳しいということは、何回も申し上げておるところでございます。あわせて、逆に出るのほうは、福祉・介護・医療、かなり桜井市の予算でも毎年出ていっているということも現実問題として事実でございますし、加えて、平成14~5年くらいから、それより以前に発行いたしました起債の償還がピークを迎えて、いまでも30億円ぐらい1年間にお支払いしている。ひどいときは43億円ぐらいお支払いをしていた。そういうようなピーク時があったわけです。それらのいろんな経過で収支バランスが大きく崩れたということは、現実の問題として出ておるわけでございまして、そんな形で、言いわけになってしまうわけでございますが、20年度の普通会計決算では約4億円の累積赤字となって、結果的になってしまったわけでございます。  私の仕事としては、その累積赤字を、先ほども申し上げましたように、早急に回収、解消できるように財政再建を果たすという意味で、第2次の行財政改革を策定して、実行に移して、議員の皆さん方にもいろんな角度からご協力なり、あるいは、貴重なご意見をいただいたり、そういう形で取り組んでおるわけでございます。同時にまた、市民の皆さん方にも窮屈な思いをしていただいておるわけでございまして、それまで、とりもなおさず、将来の桜井市のためにという気持ちで私としてはお訴えをしておるわけでございますが、まだ、堀山議員さんもご承知のように、私ども申し上げたと思いますが、財政再建はあと数年間かかるだろうと私も思っておるわけでございまして、道半ばでございます。確実に第2次の行財政改革をなし遂げて、予定以上の効果額が上げられるように頑張って、早いこと財政再建をやりたいというのが偽らざる私の心境でございますので、その点につきましては、深いご理解を賜りますようにお願い申し上げまして、ご答弁といたしたいと思います。 ◯15番(堀山英機君) まず、人事異動につきましては、そういう形を考えていただきたい。  後の答え、財政の問題、これ、そういう考え方は全く、いままで通りの考え方と一つも変わってないんですわ。というのは、これ、一番弊害になっているのは、国のほうからいろんな形で各市町村、地方自治体の、市なら市のレベルでこういう形のことについて類似団体という統計が出るんです。たとえば5万人以下の市、5万~10万の市、10万~20万と出るんです。そこのところで、端的に出てくるのは、たとえば経常収支比率、これは80%は一つの基準であって、財政が柔軟な数字であると。桜井市も81とか2のときがありました。ところが、92とか3になりました。そのときに、市の職員は、恐らくその統計を見たときに、心配したはずなんです。ところが、それはうちだけと違って、よそが出ます。奈良県の中の話になりましたから。5万~10万、たとえば天理が出る、高田が出る、郡山も出ますと。それを見たときに、同じような数字ですので、まず安心するんです、友達がおるという。これが決定的にあかんのです。それから、現在、経常収支比率が103か105ですね。これは奈良県中全部そうなんです。また、安心しているんです。よそがこうやねんと。  だけど、企業の考え方をもってしなければ無理だという話になりますと、我々の企業というのは、隣の会社を見ません。向こうの売り上げどんなですねんと、そんなん見てもしょうない話です。だから、たとえば桜井と高田と、まずそれは土地の広さが違うし、町の成り立ちが全く違います。そんなんを全部ひっくるめて一緒やという考え方から数字を見るんです。絶対こんなんは意識を改造しなければ無理です。  私は、そういうような考え方が行政の職員に上から下までこびりついていると。だから、たとえば10年ぐらいの職員ですと、ほとんどかかわっておりませんので、実際業務に。そのあいだにそういうような意識がなれるように教育をしていただきたい。もう10年過ぎたら、ある一定のポストにきますので、財政のことを見ます。それは、しょうないこと、人間のことやから。その辺、市長、ちょっと考え方をお聞きします。公室長でも結構ですので。 ◯市長(谷奥昭弘君) 堀山議員さんの再度のご質問にお答えいたしますが、たとえば具体的に堀山議員さんおっしゃいましたけれども、財産収入の問題。確かに、平成21年度予算では、財産収入を5億6,000万ぐらい計上させていただいて、決算がもうじき出ますが、はっきりした数字は、ほとんどございませんので、それで決算をしていくということになっておりまして、今回3億台を出させていただいているんですが、堀山議員さんもご存じのように、財源不足を補うものとして当初予算に組んで、そして、いろんな細工をしながら、あるいは、節約やらを考えて、それを使わなくてもいいような形で決算状況に今日まで持っていっているというのがいままでのケースだと思います。それも別に私は、特に絶対悪いということではないんですが、堀山議員さんおっしゃったように、それは確かに出る金額を見て収入も考えていかなければいけないという点も一つの真理だろうと思いますし、あるいは、昔から言われております入りをはかって出るを制すというのも、逆になりますが、一つの真理だろうと思いますので、いずれにしろ、私の考えは、できるだけ早く、先ほども申し上げましたように、財政再建をとりあえず第一の課題なんだと、私は財政に関してはそういうふうに強く心に決めておりますので、ご質問の趣旨に沿わない点があるかもわかりませんが、その点はご理解をいただきたいと思います。 ◯15番(堀山英機君) 答えは全くいただけませんでしたけれども、とにかく、行政が赤字になって、そういう指定を受けても、まず倒産して消えることはないと、これが根本と、心の底にあると。だから、なくなってしまうというような状況にもしあるのでしたら、こんなことにならんはずなんです。ここが夕張でも、15年が17年間になったとかやっているけれども、再建をするために再建債を許可してもらいますね。こういう甘さがあるんです。絶対にわしらを見捨てへんと。だから、市長が何ぼ言わはっても、なかなかできないと。ただ、25年度内にはできるかもわからんけれども、やっぱり、隠れたところで借金が残ったままになるやろうと。もともと組むときに、繰越充用金というわけのわからん金を積み立てて出して、片一方の収入で雑収入という全く根拠のないものを組んでいるんです。これをきちっと左右のバランスを実体のあるものにしなければ、まず無理であると、そういう意識で、これからも予算のことについては考えていただきたいと思います。 ◯14番(高谷二三男君) 市長に、先ほどからの議論のことも含めてお聞きしたいんですが、市長は、議会で正確な、あるいは、真実のある情報を提供するというのが、私は市長の務めやと思うわけです。先ほどからの議論を聞いていますと、たとえば都市計画の線引きの話にしても、本当に市長が真実のことを話されていたのかどうか、私は疑義を持っております。最後のほうで、大変厳しい状況にあるというような言葉も挟んでおられますけれども、なぜそのことを一番最初に申されなかったのかなというような思いで聞いておりました。また、変更と変わりは別やというような言葉も信じがたい言葉ではないかなというように疑義を感じます。それはそれとしておきます。  それで、市長の22年度の予算の施政方針並びに提出議案の理由説明書を聞かせていただきました。それを見てもらわなくも結構ですよ。それ、一つだけ不思議に感じることがあるわけです。市長は、20年度も21年度の予算の編成、あるいは議会の討論や質疑の中で必ず使われていた言葉があるんです。それは何かといいますと、夢と希望のあるきらりと光る云々と。この文字も言葉も、22年度の予算の説明の中にも、先日行われました一般質問などの中にも全く聞こえてこないという状況になりました。私は、このきらりと光るという言葉は、市長に対して、ガラス玉でもいいやないかというような言い方もさせてもらいましたが、それは市長の心情の変化なのか、あるいは、変わったのか、心情変化と変わりの違いの説明も含めて、こうだという説明をお願いしたいと思います。 ◯市長(谷奥昭弘君) 高谷議員さんのご質問にお答えいたします。前段の線引きの問題でございますが、私が一等最初、20年度のときに県のほうからそのような線引きをやるということで市町村が出してこいというご指示をいただいて、すぐに、若干時間かかったんですが、議会の皆さん方にもご説明をしたときに、問題点の四つについては申し上げていたと思います。私ども行政ができる範囲のことはともかくとして、土地の所有者とか、あるいは、企業が来るとか来ないとか、その辺のことについて、あるいは、農政局の問題については、当初から大きな問題点であるということは申し上げておったわけでございまして、殊さら私がいま大変厳しいんですよと言うた、確かに先ほど申し上げました。ただ、それは別に、いまになって突然申し上げたわけでもないと私は思っているんですが、そういうふうなとられ方をしたということになりましたら、私が言葉足らずであったのかなというような感じもしておりますが、この種の計画というのは、大変いろんな要点が、高谷議員さんもよくご承知のように、入ってまいりますので、厳しさというのは、極端に厳しくなったということもないんですが、法律の改正等もございましたので、農政局等の審査とか協議とかいうのが当初言うていた20年度のはじめぐらいから比べたら、法律の改正で若干変化していったということの表現のつもりで言うたんですが、先ほど申し上げましたように、言葉が少し足らなかった点もあるのかなと思って、反省もいたします。  それから、夢と希望ときらりと光るというのはよく使いました。気持ちは、私は、一切変わっておりませんが、高谷議員さんからもこの議場で2回ほどだったと思うんですが、ガラス玉でもいいやんかというようなお話もございまして、確かに表現はともかくとして、別にきらりと光らなくてもガラス玉でも、桜井を夢と希望のある町に将来持っていくんだという気持ちは変わりなかったら、どちらでもいいだろうと思いますが、私は気持ちとしてはいまも夢と希望のあるきらりと光る桜井市をということは心のところに持っております。表現はいろいろ、それぞれの立場とか考え方によって変わってくるものだろうと、そのように解釈をいたしております。 ◯14番(高谷二三男君) それはそれで終わりたいと思うんですが、市長は絶えず厳しい財政状況の中から脱却するために財政改革が最も大切だと、私もそうやと思います。私もそうやと思うんですが、今回、22年度の予算を提案されております予算の概要を見せていただきますと、このあいだ私、全体協議会でも担当者にお聞きしたんですが、同時に、提出されているこの概要は、予算案提案についての付録的な資料なのか、あるいは、予算を提案するについて大切な書類なのかという確認をさせてもらいました。そのときは、担当者は、これは予算を提案するについて重要な書類ですというような意味の回答をいただいたんです。それで、その中の具体的な数字も提案され、説明されておりますが、テーマが何項目かあるわけです。そのテーマだけを見ておりますと、たとえば「いきいきした市民生活を支えるまちづくり」、あるいは「地域に花ひらく文化の創造と豊かな人づくり」というようなテーマが設定されているわけです。こういう表現は、人に厳しい状況を伝えにくい表現ではないかと私は思うわけです。市長は、今日的な桜井市の財政事情と、こうした説明との整合性をどのように考えておられるのか、そのことをお聞きいたしまして、質問を終わります。 ◯市長(谷奥昭弘君) 高谷議員さんの再度の質問にお答えをいたしたいと思います。的確に説明できるかどうかわかりませんが。確かにこの重点施策、22年度の重点施策、ずっと続いておりますが、1から5まで、ご指摘のような文言ではちょっと甘いなというようにとられても、それはそれで的確なとらえ方だろうと思います。総合計画の中にも入れてやっているものですから、今度新しく、お答えになるかどうかわかりませんけど、第5次の総合計画もさせていただくわけでございますから、そのときに、やっぱり、私が平生から言うております財政再建のためとは若干ぶれるかなということかもわかりませんけれども、タイトルは。中身については、かなりタイトルとは違ったような意味もあって、財政再建を促進するようなことも入ってきていると思いますけれども、ただ、まだ2年のことでございますので、今度新しい総合計画ができるときには、その辺、ご指摘いただいた趣旨も踏まえまして、そういうような形になれるように努力をいたしたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。 ◯議長(札辻輝已君) これより歳入の質疑に入ります。  1款、市税、4ページより7ページまで。  2款、地方譲与税、6ページより7ページまで。  3款、利子割交付金、8ページより9ページまで。  4款、配当割交付金、8ページより9ページまで。  5款、株式等譲渡所得割交付金、8ページより9ページまで。  6款、地方消費税交付金、8ページより9ページまで。 ◯15番(堀山英機君) 総務部長にお聞きします。  地方消費税交付金、これ、平成16年に5億ありましたけれども、平成20年には4億3,700万円、今回も下がっておりますけれども、この地方消費税交付金の国からおりてくる中身の、どういう形で分けられておりてきているのか、そのことについて説明いただきたいんです。 ◯総務部長(森口 治君) 堀山議員さんの地方消費税につきましてのご質問にお答えを申し上げたいと思います。消費税につきましては、私ども国民なり市民、5%という税率で消費税を国のほうに納めておる形になっております。国から県に払い込まれる部分につきましては、5%のうち4%が国税として使用されてまいります。残りの1%について県なり市町村のほうに配分をされるという形になっております。その1%につきまして、たとえば奈良県へ交付されるに当たりましては、算定基準として、奈良県での消費統計が8分の6という割合で計算をされます。残りの8分の2につきましては、人口と従業員者数で配分をされてまいります。その奈良県に配分された分につきまして、各市町村へは県が2分の1を取って、残りの2分の1を各市町村へ配分するという形になっております。県のほうから桜井市に配分される、各市町村に配分される基準につきましては、人口割が2分の1、それから、従業員者数が2分の1と、こういう形で各市町村のほうに県から配分をされるという形になっております。 ◯15番(堀山英機君) ということは、桜井市の中を見ないとわかりませんけども、よく県の話が出ます。県の数字ではなしに、たとえば奈良県は日本一大阪へ消費が流れている県だと言われております。それが端的に出ておるのは、たとえば沖縄と奈良県の消費税の金額はほとんど一緒なんです。人口は奈良県のほうが多いんです。だから、地元で消費をしてくださいと。なければ、桜井市のほうにも消費税が落ちないと。そういう分け方をしますと、8分の6というのは、基本的に外で消費をされたら入らないということなんですね。桜井の場合も、多分高田のイオンモールの何かあそこ、金が落ちます、向こうへ行きますので。今度は橿原にケーズデンキというのが京奈和の上り小口にできます、いまつくっておりますので。桜井はオークワができました。ジャスコがあります。そうすると、買い物に来るのは、大まかな考えですけれども、吉野町の人の3割が桜井に買い物に来ているんです。そうすると、吉野町は消費税どうして落ちてくるのやと。向こうの川上からは来ませんのでね、道がよくなりましたので。だから、どうしたかて、桜井で消費をしてもらうように通行止めをせないかんというのが基本的な考えなんです。ところが、大きな商圏が大阪にあるもので、どうしてもそこへ流れてしまう。このことについて、どうしたらいいのかと思いますけども、買ってもらうということを啓蒙する以外にしようがないであろうと。桜井にある総合庁舎の前にかけています、県内で買ってくださいと。そんなん、言うたらいいわという形で、何もしてませんのでね。自分とこの県のいろんな使うものもよその県で買っていますので、奈良県で消費をしないで。だから、特に公共工事になりますと、奈良県での税金を使って建物を建てる、道を直す。そこへ参入してくる業者は、全部地元の業者でされますけれども、中身、下請はほとんど県外なんです。これを桜井市におきましても、たとえば公共工事をやっても、桜井の業者が元請をして、桜井の業者が下請を地元を使っているかといったら、使ってないんです。私は、桜井の業者に、元請はよそでもかまへん、だけど、条例か何かの中で桜井を使ってくれと、この歯どめをかけない限りは、消費はとまらないと思うんですよ。それはどうですやろか。 ◯市長(谷奥昭弘君) 堀山議員さんのご質問にお答えいたします。実は、このことに関連いたしまして、私は、2カ月ほど前に、テレビで有名な日本旅行社のカリスマ添乗員の平田進也さんに2~3時間お目にかかりました。もちろん会議の席上で。その後、ディスカッションなどをさせていただいたんですが、彼がいい提案をしてくださったわけでございまして、実は、集まったメンバーは橿原の市長と私と、それから明日香の村長さんと高取の町長さんだったと思うんですが、この地域は、観光バスであちらこちらから来ても、昼食ができるところがないと。事実、そのようでございまして。そこで、そのお話を平田さんがおっしゃったものですから、平田さんのお話が終わってから、私が、いや実は、おくればせなんですが、桜井もその機運ができて、今度新しく、1回で7~800人お食事ができるところができるんですよというようなことも申し上げて、ぜひ日本旅行のいわゆるバスツアーに、関東とか九州あたりから来るバスツアーに入れてやってくださいと、その場所を。そのような形でPRもしておったんですが、そのときに平田さんがおっしゃるのは、来て、リピーターが次もまたというのは、やっぱり、おいしい食事、地産地消のおいしい食事とか、そんなんをやっぱり考えなあかんのであって、いままでは、この中南和では、ややもすればその辺に広がっている店で食べさせていたというような嫌いもあるようでございまして、それらを直していかなければ、過日の本会議でもご質問を受けましたが、やっぱり、観光産業に移行するのに無理があると。だから、そんなようなことを重点的にこれから時間を、いままでやってなかってんから、時間はかかるかわからへんけど、そういう企業の誘致とか、その種の。あるいは、行政もそんなことを勉強してやっていけというようなご指導もいただいておったわけでございまして、若干本題とそれましたが、そのことによって、やっぱり、地方の消費税もプラスの方向に向かうのではないかなと。ご案内のように、オークワさんも13日オープンでございますし、それから、既に電器店1店来ていますし、そういう形で大和桜井もオープンが間近になっておりますので、徐々にご指摘いただいたような、ご質問いただいたような方向で、みんなのお力をお借りしていけるんじゃないかなと、かように思っております。 ◯15番(堀山英機君) 確かにそれは考えるべきなんです。これは、私、そんなことがあったかどうかはほとんど知りませんねけど、うちの議会の事務局の方が言っておりました、女性の方が。いつの時代かわかりませんけど、かつて桜井の商工観光課のほうで、桜井市の一つの商品をどういうものがいいかということで募集をやった、市民から。その方は、それでかなり上のほうの賞をもらったと。ところが、それはそれだけで、その商品が商品化されたこともないし、以後、一切何もないと言うているんです。それが桜井の体質であって、奈良県の体質なんです。だから、通常の過程の、毎日の生鮮産品というものは、桜井の市民の方は桜井で買っているんです。遠いところへ行ってもしようがないから、高くつくから。だけど、いろんなファッション性のあるものとか、あるいは、商品の種類が多いのが並べられている電気製品とか、そんなものはほとんど大阪や郊外に行ってしまうんです。そこでたまたまついでに毎日の食材を買われたら、1回でもなくなりますわね。とにかく一般の家庭の方はほとんど食材は桜井で買っております。あるいは、下着とかも。せやけど、そういう観光客が来ても買うものがないと、こういうようなことをいままでから桜井の行政も一切手をつけなかった。たまたま、選考みたいにやっても、それだけで終わりと。これが奈良県の実態です。だから、我々もどこかへ行くときに、たとえば行政視察でどこかへ行くというとき、役所へお土産を持っていくのに、全くないんです。固有名詞を言いますけれども、そうめんか「みむろの最中」、このぐらいなんです。だから、それが実態ですので、いま市長が言われていたように、そういうものを根本からやり直して、桜井市民のほうからの募集でつくっていくということを考えていくことをお願いしておきます。 ◯議長(札辻輝已君) 7款、ゴルフ場利用税交付金、8ページより9ページまで。  8款、自動車取得税交付金、10ページより11ページまで。  9款、地方特例交付金、10ページより11ページまで。  10款、地方交付税、10ページより11ページまで。  11款、交通安全対策特別交付金、10ページより11ページまで。  12款、分担金及び負担金、12ページより13ページまで。  13款、使用料及び手数料、12ページより17ページまで。  14款、国庫支出金、16ページより23ページまで。  15款、県支出金、22ページより31ページまで。  16款、財産収入、30ページより31ページまで。 ◯15番(堀山英機君) これらのことは私、最初に市長のほうに質問したことですけれども、たとえば今年の予算に上げられている普通財産の処分計画とあるんです。これ、2億9,420万3,000円と。ところが、これは去年は5億5,000万ほどあったんです。ところが、これを見ていますと、5億5,000万があって、今年が3億何ぼと。そうすると、売れたのかという話なんです。売れてないんです。売ってもないしね、売る気もないし。だから、同じものを何年も売払財産収入でやっているんです。たとえばここに書いていますけれども、今後検討が必要な土地と書いています。桜井駅北口旧市営駐車場、これ、10年前から出ておるんです、ここへ。この款に。売った形跡もそんな努力も何もないです。それでずっと赤がたまっていった。だから、不要な財産と思うものがあるのでしたら、不要な財産と思っているんです、財源と違って。売ってしまうと。もし要るときができたら、また買ったらいいんです。そうです。こんな値下がりするものを持っていても、目減りするばっかりですのでね。そういう考え方をしなければ、まずあかんでしょう。総務部長にこのあいだ聞きに行きましたけど、このことについての考え方をちょっと聞きたいんです、予算を組むこういう考え方。いや、市長でもよろしいですよ。部長でも結構です。部長に聞いていますので、このあいだ。 ◯総務部長(森口 治君) 財産の売払収入についての考え方について、お答えをさせていただきたいと思います。一応、議員さんからご質問いただきましたように、21年度では5億5,000万、22年度では3億円という形で予算の計上をさせていただいております。財源不足を補うものとして計上させていただいておるところでございますが、近年、地価の下落とかいうようなこともありまして、売却をさせていただいておるところですが、実際には契約まで至っていないというのが実情でございます。できる限り処分するのであれば早く処分したほうがいいというようなことも十分わかるわけですが、実際のところ、極端に価格を下げなければ売却は難しいというような実態もございます。市のほうとしては一定の基準に基づいた公募という形で売却のほうをさせていただいておるところでございますので、機会があるたびに、その辺の財産収入の確保の観点から売却に努めていきたいというふうには考えておるところでございますが、実際には予定通り売却に至っていないというのが実情でございます。 ◯議長(札辻輝已君) 17款、寄附金、32ページより33ページまで。  18款、繰入金、32ページより33ページまで。  19款、諸収入、32ページより35ページまで。  20款、市債、36ページより37ページまで。  以上で歳入の質疑を終わります。  ただいまより11時半まで休憩いたします。 ○午前11時16分休憩 ○午前11時30分再開 ◯議長(札辻輝已君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、申し上げます。質問者は、要点を絞り、わかりやすく質問していただき、答弁者は、質問に対し要点を絞り、簡潔にご回答をお願い申し上げます。  続いて、歳出の質疑に入ります。  1款、議会費、38ページより39ページまで。  2款、総務費、40ページより67ページまで。  3款、民生費、66ページより97ページまで。 ◯15番(堀山英機君) 今回の子どもの事件のことで、福祉部長にお聞きいたします。  私、別の観点から申し上げますねけども、今回の事件で担当課の課長であるとか、いろんな形でテレビのインタビューを受けておりました。新聞でも載っておりました。だけど、私は、あの話を、インタビューを聞いて、たとえばうちの担当課長、この方が、なぜ発見できなかったのかと、残念でしようがないと。あんた担当でっしゃろう、何という言い方でっかと。あるいは、協議会の会長さんでっか、女性の方。この方も、その会議でしゃべっているかどうかは知らないけれども、テレビに映って、子どもが泣いているときよりも、泣きやんだとき、声が聞こえないときのほうが危ないんだと。いまさらそんなことを言うて何でっかというやつです。それは、その会議の中で言うことですやろうと。  実は、今回の事件でこういう会議ができておることをはじめて知りました。桜井市要保護児童対策地域協議会、これ、縮めてキッズSOS。全くわかりませんけど、キッズSOS。そこで、この会議のできたときの時期と、その目的と、それがどういう事業をやっているのか、何でこれがその時期にできたのか、これを聞きたいんです。 ◯福祉保健部長(松田至功君) ただいまの堀山議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。  ただいまご指摘というか、ご質問のありました要保護児童対策地域協議会の設置でございますが、これは児童福祉法の改正によりまして、18年の4月からこういう協議会のほうを設置いたしております。その以前につきましては、桜井市のほうで児童虐待防止ネットワークということで、15年から一応設置して、先ほど言いましたように、法の改正によりまして、いまの協議会のほうに移っております。  それから、協議会の内容等につきましては、いろいろな関係機関、21機関ございますが、そちらのほうから代表者の方とかがご出席をいただいて、協議会、年に3回ほど協議をしております。ただ、その協議会というのは、先ほど言いましたように、21団体という各方面で、なかなかいろいろなケース等についてご出席をいただくのは困難だということで、実務者会議とか、そしてまた、いろいろ虐待のケースによりましての個別ケース検討会議ということで、その中での会議をつくらせていただきました。そして、今回は、桜井で先ほどもご質問もございましたように、大変そういうような事件が起こりまして、そこで、その協議会で概要説明なり、事件が起こった背景等については、いろいろとご意見を出させていただきましたが、大きな団体のお集まりの中で検討することはなかなか難しいということで、8名ぐらいの調査委員会を設置いたしまして、今後の取り組み等も含めまして、検討するということで、一応いま現在動いております。議員ご指摘の中で、構成団体が多ければ多いほど、形だけの委員会にもなり得るということで、そこら辺は我々も今回の事件を踏まえまして、やはり、もっと活動的なというか、行動ができるような委員会について、再度、協議会のほうでもそういうご意見もありましたし、即動けるという体制のもと、これから進めていきたいと考えております。  以上でございます。
    ◯15番(堀山英機君) まことにご苦労さんなことでございますけども、この協議会の構成メンバーを見ていまして、そら、つくるのは簡単です、21団体。民生児童委員て、社会福祉協議会の関係の児童委員でしょう。この代表、保育所の保護者会、たとえば桜井の中で児童福祉課、家庭指導相談室、医師会、保健所、健康推進課、小中幼保護者会連絡協議会、学校教育課、社会教育課、青少年センター、あるいは人権擁護委員会、桜井奈良県弁護士会、ずっとあるんです。そら立派な人が集まっていますけれども、皆、そういう子どもが全国的に虐待をされていると。虐待なんて表でしませんのでね。だから、こういうのをかかわっていくという人間の心を持っている人がおるのかと、この中に。たとえば桜井市の行政の中にいろんな形で組織が組まれております。  今回、これ、新聞に載っただけの話ですので、確認しますけれども、桜井市においては、家庭訪問の指導、あるいは健康診断の受診状況の個別データ、これは健康推進課が管理しておると。それから、キッズSOSの事務局となっている児童福祉課、このデータが共有されておるかと、推進課と。行われていないと書いておるんです。この事実が実際あったのかどうか。こういう状況の中で、何ぼばらばらにデータをつくっても、一番最終的に児童福祉課がそれを聞いて、訪問をして、家族に出会って、両親に出会って、顔を見て、本当にその人がうそを言っているかどうか、この見る力のない者が何ぼ行っても一緒です。だけど、今回、出ないばかりだと。行ったけれども、閉まっていたと。それでは、行ったと言ったけれども、閉まっていたということは、健康推進課のほうで、ここにおる課長はそれをちゃんと管理しておったんですか。何もせんと、私行きました、行きましただけで。違いますか。何もデータ残ってへんはずでっせ。だけど、受診のほうには残っているはずなんです。電話したということ。だけど、こっちは実際行かなあきまへんねやろう。これ、児童福祉法が変わったときに、新聞に載っていますけど、読売新聞に。平成9年4月施行の改正児童福祉法では、保健師や助産婦らが乳児のいる全家庭を訪問し、問題があれば教育支援の訪問をするよう市町村に努力義務として課しているとあります。一遍も行ってませんやん。だから、つくっただけの話です。  だから、今回もこの会議をやって、ネットワークをつくりましょうと。これ以外にどこからこれ、入れるんです、この代表者。そうでしょう。ここへ代表を入れるんです、ネットワークをつくって。ありますやん、ここにちゃんと。それを私は言うんです。だから、訪問をして、それが仕事なんやから、訪問をして、開けてくれなくても、それなりに対応できるこどもセンターの職員、あるいは、警察にも言うと。自分ら権限がなかったら。権限ないさかいといつも言わはるけれども、権限がなかったら、こうしなさいよとなってますやんか。そんなこと一切使わんと、自分の判断でやったと。だけど、会って顔を見なければ絶対無理です。相手は隠しますもん。隠すやつを見つけるわけですもんね。  だから、警察官が路上を歩いておる人間に職務質問をする。それはだれかれなしにしてませんで。あの人らの職業上の第六感で、おかしいとかすぐわかるんです。服装とか言葉遣いで。だけど、これを私は、マスコミに対しては、そんなに信用はしていませんけど、これを責められていたということは、恐らく全くしてないやろうと。  その3点について、部長のほうからお答え願います。 ◯福祉保健部長(松田至功君) ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。協議会につきましては、先ほども言いましたように、18年に設置をいたしまして、年何回かの開催をして、いろいろその1年間なりの虐待の事象とか件数とかという報告をしながら、何かありましたら、その関係機関からは事務局の方に来ていただいて、対応に当たるというような部分での活動が主だったと思っております。  それから、いまありました健康診断の未受診等への訪問につきましては、すべての未受診のお家へ訪問するということは、新聞にも載っております通りでございます。今後、そういうところ、未受診、それから未就学等をあわせまして、担当課等での訪問を強化していきたいと思っております。  それから、この情報の集約でございますが、そこまでまだまだ至ってなかったという事実もございます。今後につきましては、やはり、情報の交換を密にしながら、いろいろな方面との部分でより効果的な何か分も今後出てくるかと思いますが、そういう面も協議をしながら進めていきたいと考えておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 ◯15番(堀山英機君) これ、奈良県の恥ですよ。桜井の恥です。奈良県は、学校教育の現場において、いじめが、教室の中の暴力、先生に対する暴力、これが日本で一番ですやん、多いのは。そうですやろう。教育研究でちゃんとしてますやん。その県でこういうことが起こるということは、皆さん何をしてるんでっかと。ただ、この事件については、それは行政が悪いということはないけれども、当然、両親の話なんです。そこの親子、祖父と祖母とです。だけど、そういうことが起こるから、桜井市、行政のほうでこのことをせいと言われたですやろう。できひんなら、断るべきですよ。できもしないのにするから、こうなるんです。だから、このことを、推進課から出たデータを一切に書き上げもしないで、当然訪問しないと書けませんわね。そんなことをやって、これできますかというんです。  ましていまの人間というのは、これ、教育委員会の上の教育委員長は、私が質問したとき言われましたもん。私らは、子どものときに、人を見たらどろぼうと思えと言うたんです。そのとき、教育委員長、どう言いはりました。はじめからそういう見方をしたら困るって、それがいまの教育でんねん。だから、みんな、人間を見る力がなくなったんです。私はそう思っています。  だから、これ、新聞にも書いていましたけれども、たとえば全国に児童福祉司、これ司というんですけれども、これが2,400人おると。10年間で人員は倍増したと。だけど、虐待を受ける子ども、相談も全部含めて4倍になっていると言っているんです。まして、この福祉司を、必要にもかかわらず、桜井市がその職員を確保していない。桜井市の職員は、事務の職員ですやろう。こんなことは、かなり専門的な人しか訪問できない。まして、若い人に絶対できません。人生経験を踏んで、人をたくさん見た人しかできません、これは。だから、そういう人が桜井にもいてはりますので、そういう方に臨時職員でも構わんから、来ていただいて、やってもらうと。大変な苦労な仕事やけど。あるいは、お寺さんもいてますし。こんなん、吉田君の町内で住んでいて、町内会も入っていない。どないもできませんもん、町内でかって。地域力とかいうて、格好いいこと言うているけれども、何にも地域力、10年も20年も前から言うていて、何も進んでませんもん。ますます地域力は弱くなっているんです。  だから、そういう中でこういうことをやろうと思ったら、ほんまに心を持った人間が参加せんと絶対無理です。だから、役所というのは、格好いい組織をつくって、いっぱい団体を集めて動くかどうか。役所の中でも会議をいっぱいやっているけれども、全然できませんもん。だから、たとえばいま、ずっと市のフロアのところでいろんな形で案内してもらってますけど、これまだ毎日データとってませんわね。前に私お願いしたけども。どういうように市民が不足を感じているか。どういうように感謝をしているか。とってませんやろう、これ。とらんとやったかて一緒でっせ。だから、情報をきちっと集めて分析してやらなあかんのです。  これは、明らかに今回は、桜井市のミスです。一番最初の段階でやってなかったのが。これは徹底的に役所の中でせないきません、会議を。最後のこの数字は関係ないと思いますわ。来ているだけですもん、このメンバーを見ましたら。実際にこの仕事をしたかどうかといったら、集まって会議をして、さいならだけの話ですわ。  この件について、市長、ちょっと市長のほうから、答弁を求めます。 ◯市長(谷奥昭弘君) 堀山議員さんの再度のご質問にお答えいたします。簡潔に申し上げます。児童福祉法第10条で、いま堀山議員さんがおっしゃっていたようなことが触れられておるわけでございまして、簡単に申し上げますが、まくら言葉に児童及び妊産婦の福祉に関し、まず1点、必要な実情の把握に努めること、それから、2点目は、まくら言葉はやめまして、必要な情報の提供を行うこと、まずその3点、必要な調査及び指導を行うことと書いてあるんですが、この3点目は、家庭その他からの相談に応じというのがまた入ってきているものですから、その辺が役所としては、現場としては躊躇するところがあったと思うんです。いまおっしゃるように、私も今日も部長、課長を呼びまして、書いてあることよりも半歩だけ前へ入れと。それでいま、先ほどもご説明いたしましたが、大体の輪郭の未受診者はつかめておりますので、徹底的に役所の職員らで短時間のうちにやってほしいと。だから、法律に書いてある通りでやらせていただけるように、私としては努力いたしたいと思います。  それから、後段の質問の件でございますが、その通りでございまして、実は幸いなことに、桜井市内にその種のお仕事をしていただいている団体がございますので、その団体の理事長さんからもそういうお話もいただいております。今後、できるだけ早く、どういうような形でやられるのが一番いいのか、関係者とも相談させて、桜井市内からこの種の忌まわしい事件が二度と惹起しないように、格段の努力をいたすことをお誓いいたしたいと思います。  以上でございます。 ◯13番(工藤行義君) この際、私も堀山議員と同じ方向づけの質問をさせていただきます。  冒頭に、議長が言われましたように、簡潔に質問者も答弁者ということなので、簡潔の上に、まだ、市長、簡潔にお答えしていただいたらありがたいと思います。  日々、私は子どもの教育にお金を惜しむべきではないと、桜井の子どもたちは、我々大人の桜井市民のすべての宝物であるというふうに私は認識いたしております。その子どもたちのための取り組みが今回、5歳の子どもの命をなくすることによって、非常に桜井市民の、また私どもすべて悲しんでおります。  そこで、質問させていただきますが、子どもたちの育成の中で不都合が生じるような事象、もしくは不安があるような問題があった場合、行政側としてはすぐに、速やかに取り組まれるのか取り組まれないのか、一言でお答えいただきたい。よろしく。 ◯市長(谷奥昭弘君) 工藤議員さんのご質問にお答え申し上げたいと思います。先ほど私、児童福祉法第10条を持ち出しましてお答えいたしました通り、その方針でやらせていただきます。  以上です。 ◯13番(工藤行義君) ありがとうございます。ほかにそういうような同じような問題はないと思うんですけれども、我々不安が、我々大人が子どもたちを見て不安を与えるような状態があった場合、速やかに対応していただきたい。何年も放置されて、何の連絡もないような取り組みは一切やめていただきたいと、それだけ要望して、終わっておきます。 ◯議長(札辻輝已君) 4款、衛生費、96ページより113ページまで。  5款、農林業費、114ページより121ページまで。  6款、商工費、120ページより127ページまで。  7款、土木費、128ページより141ページまで。  8款、消防費、122ページより147ページまで。  9款、教育費、148ページより175ページまで。 ◯7番(土家靖起君) 教育長にお尋ねいたしたいと思います。  教育長、いま、教育委員会も就学前教育について特に取り組んでいただいております。とりわけ織田、纒向幼稚園の統廃合を含めて、現在、先般も出ておりましたように3歳児教育が現在なされておるわけでございますが、私は桜井市の教育方針を踏まえて、学校、園の経営計画の中に幼稚園教育も当然含まれてくるわけでありまして、この中で幼稚園の教育目標として、特に心身ともに健康で意欲的に活動できる子どもを育てる、あるいは自分の思いを伸び伸びと表現できる心豊かな子どもを育てる、友達とともに過ごすことを喜び、自分や相手を大切にできる子どもを育てる、よく考え、工夫し、最後までやり遂げる子どもを育てる。こういう目標で現在、幼児教育、就学前教育をなさっておるわけでございまして、同じように桜井市内の5つの幼稚園もこれを中心に充実を図っていただいておるわけでございますが、私はいまちょっとお尋ねいたしたいのは、幼稚園が公立幼稚園と私立幼稚園、これについての保育内容、あるいはカリキュラム等について大きな変わりがあるのかどうか、まず、その点をお聞きしたいと思います。 ◯教育長(雀部克英君) 土家議員の質問にお答えをいたします。  幼稚園の教育内容につきましては、幼稚園の教育要領というのが文科省のほうから示されておりまして、それにのっとり教育が進められている。そこで、公立と私立の違いということでありますが、私立についてはやはり経営という観点からそれぞれ個別の特色を持って、経営の観念から特色を出すと。公立におきましては、基本が幼稚園の教育要領でございますので、そこにそれぞれ領育というものが示されておりまして、それに乗っかって目標を定め、いま議員がおっしゃっていただきましたような各園で目標を立てて、現在教育をしているということが現状でございます。 ◯7番(土家靖起君) 当然、私は私学と申しますか、幼稚園についてはかなり保育料も高いですし、公立幼稚園につきましては保育料は低いです。そういうことで、現在の父兄の方は何とか公立幼稚園へ入園させたいねんけど、しかしながら、公立幼稚園は就学前教育としての幼児教育をなさっていないように思うねんと。したがって、無理して私立の幼稚園へ行かせたいねんというようなお母さんもおられるんです。  私は、こういう先ほども出ておりましたように、幼児教育の幼稚園へ行かれる方、あるいは保育にかけて保育所へ行かれる方、いろいろありますけど、公立の幼稚園と私学の幼稚園は格差をつけてはいけない。先ほども教育長が申されたように、指導要領に基づいてきちっとやられておるわけでございますので、そういう点についてもっとPRしていかなきゃならんなという思いが1点です。  それから、市長にお尋ねいたしますけども、先般、2月28日、某市内の幼稚園の卒業の催しが市民会館でなされました。そのときに1,000名近い、いっぱいになるほどのご父兄が行かれておりました。そこの市長のあいさつが、前々から私は思ってましてんけど、私学の幼稚園が一番いいと思ってまんねんと、せやってん私の孫もこの幼稚園に入れてますねんと、こういうごあいさつをなされておりました。それを夕方、そのご父兄の方がちょっと私と会う機会もございましたんで、市長がこんなん言うてはんねんけど、実際、公立幼稚園の設置者は市長なんです。したがって、幼児教育を公立幼稚園として統廃園を行いながら教育目標に合ってやっていこうという矢先に、大衆のおられるとこでこのようなごあいさつをなさったということについては、私は聞いた言葉ですので、直接は聞いていませんので、間違いないと思います。  そういうことで、その方は公立幼稚園も、あるいは私学の幼稚園も行かれておるんです。今後、ちょっと家庭もしんどいし、公立へ行かそうと思ってまんねんけど、市長があんなんおっしゃっていたら私立へ行かせなあかんの違うかなというようなことも言われておりましたんで、私はその考えがどうかなと思うんです。  この点について、市長にちょっとお尋ねいたしたいと思います。 ◯市長(谷奥昭弘君) 土家議員さんのご質問にお答えいたします。  事実、その場所で申し上げましたが、ただ、前提をおっしゃっていないもんですから、ちょっと違う形になっているんだと思います。  実は、土家議員さんのほうがよくご存じだろうと思いますが、国はいま、幼保一元化、幼稚園と保育所の一元化の統合を始めていると。なぜかいうたらやっぱりいろんな不都合な件があったんですが、いままで現在、何十年間も幼保一元化を言われているにもかかわらず進まない。  今回、政権がかわるに当たって、そういうことをやりたいということのようでございまして、大体進むんじゃないかなという見通しを持たれておるわけでございまして、そんなことでいま桜井市内の現況を見ましたら、いわゆるそういうことをしゃんことには、公立の保育所がこれから生きていかれへんかわからへんということを前提として申し上げました。ですから、それだけ言うたわけじゃございません。  それから、私は個人的な意見として就学前の教育については、もちろん公立も私立もありますけど、私は昔から就学前の小さな子たちの幼児教育に関しては、民間を推進していっていましたと、そのようなことを申し上げたわけでございまして、いま議員さんがおっしゃっただけを言うたんやったら確かにちょっと問題のあることなんですが、前後があるということもご理解だけいただきたいと思います。 ◯7番(土家靖起君) 市長、いま国会等で審議なりご議論をなさっとる幼保一元化の問題なんですが、これは以前から認定子ども園とかいろんな問題があって幼保一元化については、いま国のほうで厚労省と文科省のほうで審議されている途中やから、この問題は厳しいということでありますんで、私はこういう場で発言を避けてきたんです。しかし、ああいう公の場で申されることについては、市長の設置者としての考え方が問われるように私は思うんです。  それで、いろんな市長のそういうごあいさつの行かれる場所、場所において、やっぱりきちっと考えてある程度メモを持ってでんな発言をして、そういうことでなければ、私は市長としての責任の重さというのは当然出てきますので、そういうことすら問われてきますので、いや、そんなことはないなというようなことは、私自身は考えておるんですけど、そういうことも出てきますので、その点ひとつご注意をして対応をしていただきたい。  それから、教育長、幼稚園とちょっと変わってきますねんけど、もう一点だけお聞きしたいんです。  先般、昨年度も全国学力一斉の試験がなされました。私が聞いておりますと、桜井市の学力の結果は算数と数学がかなりいい子と悪い子と格差があるということを私は聞いております。  そういうことで、そういう指導、格差の指導をなくしていくためにどういうように今後学校教育の中で取り組んでいこうとされるのか。  一つの例えとして、私はある団体の方から問われたんですけど、そういう説明をしました。そしたらその団体の方は、そういう学力を上げるとするならば、いま、奈良女子大の数学科がありますんで、そういう先輩なりあるいは学生さんを一つ講師として招いて、その学習の中へ招いて指導していただくのも一つの方法ではないかなという提案をいただいておったわけなんです。  そういうことで教育長として、そういう指導ができるのかどうか、もし、検討をしていただけるのかどうか、その点だけをお聞きして質問を終わりたいと思います。 ◯教育長(雀部克英君) 土家議員のご質問にお答えをさせていただきます。  学力の問題で特に算数、数学の部分については、従前から2こぶラクダの現象ということが言われて久しいわけであります。委員会といたしましては、一般質問でもお答えさせていただきましたように、それらを改善するために県教委に要請をして少人数指導、あるいは少人数学級、これについての教員配置を要望しております。現実に22名配置していただいておりますが、さらにこの要望をしていくとともに、現在もいわゆる学生につきましては、支援ボランティアで数多くの学生が入ってくれております。そうしたことも含めて、今後とも力を入れてまいりたい、こんなふうに思っています。 ◯15番(堀山英機君) 図書館のことについて、教育長にお聞きします。  国のほうで小泉内閣のときに行政改革の推進ということから、桜井市におきましても、第1次行財政改革アクションプランというのがつくられました。そこの中で、こういうことを書いておるんです。市民会館について、あるいは図書館について。この項目の中で、直営で管理運営をしている市民会館には、平成18年度から指定管理者制度の導入をする。図書館については、職員の配置、日々雇用職員の勤務体制の検討をし、経費の削減に努力しながら、指定管理者制度について検討ということでした。こうなっておるんです。そのために、平成20年の9月の議会で条例を改正して、指定管理者制度へ移行しようという体制でありました。ところが、21年に国のほうから指定管理者制度を行っている図書館、博物館については、調査研究の対象になるということで、まだ依然として指定管理者制度に移行しておりません。このことについて、現況だけちょっとお聞きしたいんです。 ◯教育長(雀部克英君) 国のほうの事業として、図書館、博物館における実態調査をするという事業構想が打ち出されましたが、政権の交代等も含めて、現在のところ全くそれについての情報がおりてきていない、いわゆる調査は実施されていないというのが現状でございます。 ◯15番(堀山英機君) ということは、調査研究をするというこのことがなくなったと、中止になりましたという連絡も何もないということを聞いております。さすれば、最初に戻って、それは、うちは条例を改正しているということから、桜井市の改革推進チームですか、この土台の上に載せて議論をすべきであると。そうすると、すぐそこで検討できますので、当然どなたを指定管理者にするかという選び方もありますけれども、少なくとも国のほうで今年からですか、平成10年度から読書週間、子どもに本を読ますというような計画を立てていますね。だから、とにかく早くそれを検討して、管理者の選択もやって、できれば今年の9月ぐらいからでも載せていくと。何ぼ遅くても平成23年度には指定管理者に移行するというようなことの考えについてはどうですか。 ◯教育長(雀部克英君) 市長のほうからもさらなる行革の推進というふうな指示もございます。そういう意味で、図書館の指定管理については、諸課題について十分整理をしながら、新たな項目としていけるように努力してまいりたいと、このように考えております。 ◯15番(堀山英機君) 市長、最高責任者として、この件について、指定管理者に移行、図書館の。このことについて、最終的に市長が判断しますので、そのことについて市長の考え方だけお聞きかせ願います。 ◯市長(谷奥昭弘君) 堀山議員さんのご質問にお答えを申し上げたいと思います。過去の経過は経過として、いずれにしろプログラムの中に載せていただいておるわけでございます。関係の皆さん方のご意見も拝聴しながら、行革本部で最終的な決断につきましては、できるだけ早く、おっしゃっているように、できるように、最大限の努力をいたしたいと思います。 ◯議長(札辻輝已君) 10款、災害復旧費、176ページより177ページまで。  11款、公債費、176ページより179ページまで。  12款、諸支出金、178ページより179ページまで。  13款、予備費、178ページより179ページまで。  これで、議案第4号について質疑を終わります。  ただいまより1時10分まで休憩いたします。 ○午後0時10分休憩 ○午後1時10分再開 ◯議長(札辻輝已君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  議案第5号、平成22年度桜井市下水道事業特別会計予算について質疑に入ります。質疑ありませんか。  議案第6号、平成22年度桜井市住宅新築資金等貸付金特別会計予算について質疑に入ります。質疑ありませんか。  議案第7号、平成22年度桜井市国民健康保険特別会計予算について質疑に入ります。質疑ありませんか。  議案第8号、平成22年度桜井市老人保健事業特別会計予算について質疑に入ります。質疑ありませんか。  議案第9号、平成22年度桜井市駐車場事業特別会計予算について質疑に入ります。質疑ありませんか。  議案第10号、平成22年度桜井市簡易水道事業特別会計予算について質疑に入ります。質疑ありませんか。  議案第11号、平成22年度桜井市介護保険特別会計予算について質疑に入ります。質疑ありませんか。  議案第12号、平成22年度桜井市後期高齢者医療特別会計予算について質疑に入ります。質疑ありませんか。  議案第13号、平成22年度桜井市水道事業会計予算について質疑に入ります。質疑ありませんか。 ◯15番(堀山英機君) 水道局長に質問いたします。第2次行財政改革で平成22年度に水道料金の値上げが計画されておりました。これを見送った要因は何なのか。また、今回の22年度水道事業予算の中で、21年度水道事業予算損益計算書で約3,700万円の純利益を見込んでおりますけれども、給水収益が下がっている中で黒字決算ができるという見込みはどういうことなんですか。 ◯上下水道部長(喜夛村義直君) お答え申し上げます。値上げを先送りさせていただきましたのは、事務経費の削減に、これは主に人件費なのでございますが、2名減となっております。また、県水の買い上げ単価が平成22年4月から1トン当たり145円が140円と改定される運びとなっておりますことから、今回見送らせていただきました。  また、21年度予定損益計算書におきまして、純利益につきましては、先ほども申し上げました事務経費の削減があったもので、それが大きな要因と思われます。  以上です。 ◯15番(堀山英機君) それでは、第2次行革プランの水道料金の見直しということで、その目的はというのは、耐震化と施設の維持管理、また、更新事業の財政の確保と、更新時のね。こうなっておったんですけれども、まず、その更新のことについて、どういう形を考えているのか。それで、もう1点は、いま質問に対してお答えをいただきましたけれども、県水の価格が145円が140円に改正されると。ところが、新聞等で県水の価格は報道されました中に、2部料金制に移行して、平成25年度から変わるようなことが書かれております。他市に比べて、他市においては県水は100%使っていると。ところが、桜井市は自己水を持っているという関係から、年間2,200万トンくらい買っていますと。そうしたら、2部制度に変わるということで、具体的な数字というのはわかりますのか。 ◯上下水道部長(喜夛村義直君) 更新計画につきましては、いま現在耐震診断を行っておりまして、それに基づきまして、その結果を見まして、実施設計等を組んで計画を立てていきたいと思っております。  それと、県水の単価ですが、一応平成22年から1トン140円と、5円下がるわけなんですが、一応平成22年から24年までの期間を切っての措置でございます。25年以降につきましては、2部料金制、いま議員さん申された通り、基本料金等を従量料金に変わって対応していくという県の方向でございます。いまおっしゃられました2部料金制になりましたら、桜井市におきましては自己水が63%ございますので、必ずしも有利に働くとは思っておりません。それにつきましては、一応県のほうにも量の多いところと少ないところの料金格差がないように、できるだけお願いしたいと申し出しているところでございます。  以上でございます。 ◯15番(堀山英機君) ということは、現在の145円が140円に22年からなると。それを22、23、24と3年間だけ一応試作的にやると。その後、25年度から本格的に2部制度に移行していく。いまのところはわからないわけですね、変わるか変わらへんのか。そうなりますと、桜井市のように自己水を持っていると。これは、市の水道局の努力でつくったものなんですよ。ところが、こういう形になったときに、県水を買っていて、140円で、そこで従量制、使えば使うほど安くなるという形をとったときに、140円で買っている桜井市が不利になるのと違うかと。そうしたら、市民に対して県のほうが公平な形で料金設定がされないということについては、私は非常に異論を唱えたいんです。というのは、ほとんど水道料金というのは全県同じ値段であるのと違うかと。いま現在、25年からという話ですので、どういう形でこれが処理されるかわかりませんけれども、桜井市においてもたくさん使うところは水道料金が高くて、少ないところは安いと、こういうことが起こるんです。そういうことも考えて、この問題は、水道局長としてどう考えているのか。 ◯上下水道部長(喜夛村義直君) 先日もこの話が出てから我々水道といたしましても、県の水道局と再三にわたり交渉もしております。また、各市町村に対しての奈良県水道からのアンケート調査も回っておりまして、その中には賛否両論があります。かといって、我々、自己水の多い地域でございます。私としても県内は同じ水道料金でなくては不公平感が生じるということで、強く申し出を行っているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(札辻輝已君) お諮りいたします。ただいま議題となっている議案第4号より議案第13号までの10議案については、8人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審議することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  ご異議なしと認めます。よって本件については、8人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審議することに決しました。  お諮りいたします。ただいま設置されました予算特別委員会の委員の選任については、桜井市議会委員会条例第5条の規定により、                西   忠 吉 君                吉 田 忠 雄 君                岡 田 光 司 君                東   俊 克 君                万 波 迪 義 君                福 嶋 昭 代 君                高 谷 二三男 君
                   札 辻 輝 已  以上8名を指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  ご異議なしと認めます。よってただいま指名いたしました8名を予算特別委員会委員に選任することに決しました。 ───────────────────────────────────────  日程第11、議案第14号、平成21年度桜井市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。───これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっている本案は、総務委員会に付託いたします。 ───────────────────────────────────────  日程第12、議案第15号、平成21年度桜井市下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。───これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっている本案は、総務委員会に付託いたします。 ───────────────────────────────────────  日程第13、議案第16号、平成21年度桜井市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。───これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっている本案は、総務委員会に付託いたします。 ───────────────────────────────────────  日程第14、議案第17号、桜井市職員の特殊勤務手当に関する条例の制定についてを議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。 ◯6番(岡田光司君) 今回、特殊勤務手当に関する条例の策定ということで上がってきていますけれども、この条例を見させていただいて、改めてこの中身を見させていただきましたら、昨今の事情によってあまり適さない内容もあるとは思うんですけれども、このあたりに関しまして、今回規則から条例になったこともありますけれども、今後、この中身に関する見直し等を市長はお考えになっておられるのかお伺いしたいんですけれども。 ◯市長(谷奥昭弘君) 岡田議員さんのご質問にお答えいたします。ご指摘のように、いわゆる規則から条例に変えたということでございますが、実は、奈良市で特殊勤務手当の種類とか基準等々について裁判所の判決が出まして、それでぐあいが悪いという結論になったものでございますから、桜井市においても適正になるように条例化をするということでございます。中身につきましては、とりあえず奈良市の判決に基づいたような形のやつについては、合わせるような形でやっておるわけでございます。  それから、もう1点、岡田議員さんがおっしゃっているのは、それ以外で、多分、つくったのが昔やから、いま現在の間時間がかかっているから不適正なやつがあるんじゃないかなということでございます。私もいまこの場所でそういう形でどれがということも言えませんし、かなり長い間の労使の慣行とか取り決めなんかで決めていたやつでございますから、もし不適正なやつが出るようでございましたら、今後研究をさせていただいて、直さなければいけない点がございましたら、そういう形で考えていきたいと思っております。 ◯議長(札辻輝已君) これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっている本案は、総務委員会に付託いたします。 ───────────────────────────────────────  日程第15、議案第18号、職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。───これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっている本案については、この際、委員会の付託を省略して、直ちに討論に入りたいと思います。これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よってさよう決しました。  これより討論に入ります。討論ありませんか。───これをもって討論を終結いたします。  これより議案第18号について採決いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっている議案第18号については、原案通り決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よって議案第18号は、原案通り可決することに決しました。 ───────────────────────────────────────  日程第16、議案第19号、桜井市職員の給与の特例に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。───これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっている本案については、この際、委員会の付託を省略して、直ちに討論に入りたいと思います。これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よってさよう決しました。  これより討論に入ります。討論ありませんか。───これをもって討論を終結いたします。  これより議案第19号について採決いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっている議案第19号については、原案通り決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よって議案第19号は、原案通り可決することに決しました。 ───────────────────────────────────────  日程第17、議案第20号、桜井市水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。───これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっている本案については、この際、委員会の付託を省略して、直ちに討論に入りたいと思います。これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よってさよう決しました。  これより討論に入ります。討論ありませんか。───これをもって討論を終結いたします。  これより議案第20号について採決いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっている議案第20号については、原案通り決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よって議案第20号は、原案通り可決することに決しました。 ───────────────────────────────────────  日程第18、議案第21号、桜井市火災予防条例の一部改正についてを議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。───これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっている本案については、この際、委員会の付託を省略して、直ちに討論に入りたいと思います。これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よってさよう決しました。  これより討論に入ります。討論ありませんか。───これをもって討論を終結いたします。  これより議案第21号について採決いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっている議案第21号については、原案通り決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よって議案第21号は、原案通り可決することに決しました。 ───────────────────────────────────────  日程第19、議案第22号、桜井市立大福吉備資料館条例の廃止についてを議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。───これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっている本案については、この際、委員会の付託を省略して、直ちに討論に入りたいと思います。これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よってさよう決しました。  これより討論に入ります。討論ありませんか。───これをもって討論を終結いたします。  これより議案第22号について採決いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっている議案第22号については、原案通り決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よって議案第22号は、原案通り可決することに決しました。 ───────────────────────────────────────  日程第20、議案第23号、地方自治法第180条に基く市長専決処分事項の変更についてを議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。───これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっている本案は、総務委員会に付託いたします。 ───────────────────────────────────────  日程第21、議案第24号、訴えの提起についてを議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。───これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっている本案については、この際、委員会の付託を省略して、直ちに討論に入りたいと思います。これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よってさよう決しました。  これより討論に入ります。討論ありませんか。───これをもって討論を終結いたします。  これより議案第24号について採決いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっている議案第24号については、原案通り決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よって議案第24号は、原案通り可決することに決しました。 ───────────────────────────────────────  日程第22、議案第25号、市道路線の廃止についてを議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。───これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっている本案については、この際、委員会の付託を省略して、直ちに討論に入りたいと思います。これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よってさよう決しました。
     これより討論に入ります。討論ありませんか。───これをもって討論を終結いたします。  これより議案第25号について採決いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっている議案第25号については、原案通り決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よって議案第25号は、原案通り可決することに決しました。 ───────────────────────────────────────  日程第23、議案第26号、市道路線の認定についてを議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。───これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっている本案については、この際、委員会の付託を省略して、直ちに討論に入りたいと思います。ご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よってさよう決しました。  これより討論に入ります。討論ありませんか。───これをもって討論を終結いたします。  これより議案第26号について採決いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっている議案第26号については、原案通り決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よって議案第26号は、原案通り可決することに決しました。 ───────────────────────────────────────  以上で、本日の日程はすべて終了しました。会議を閉じることにいたします。  以後の日程について申し上げます。明12日は当初の日程を変更して休会とし、24日午前10時より再開して、議案審議を行いますから、念のため申し上げておきます。なお、案件の付託を受けられました委員会は、休会中の審議をお願いいたします。  本日はこれをもって散会いたします。 ○午後1時34分散会 ─────────────────────────────────────── このサイトの全ての著作権は桜井市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) SAKURAI CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....